2022年4月7日

レザークラフトを40年以上やってきた母が自宅で心不全となり、救急車で搬送された日。

私は今まで生業としてやってきた「販促デザイン」の仕事を見直すことになりました。

母は勤めながら、やってきたレザークラフトは単に趣味にお金をかけてきたというだけでなく、東京の教室へ10年以上かけて通い、革ろうけつ染めを習得し、教室免許状をいただきました。しかし「これから」というときにこれまでの無理がたたって、体調を崩し始めたのが20年ほど前のことです。
入退院を繰り返し、最近はCMでも注意喚起されている心房細動などで手術もしました。
以来、起き上がっている日が少ない毎日。
それでも本格的に教室を!仕事をしよう!として作業場として一室を広く使うため、約10年前に今の家に引っ越しをしました。
ですが、10年間つくることは一切せず、今度は心不全です。
自宅にある革の在庫は押し入れにいっぱい残り、革漉き機や腕ミシンも使わないまま。
このままコレは中古品になるのか?・・・と考えたとき、母が東京の教室に通い始めていた頃と同じくらいの年齢になっていた私は母の姿を見て【老後】を実際のものとして考え始めました。

2021年12月

具合の悪い母に聞きながらの製作を始めました。
体調が悪いと説明が雑で何を言っているのか、わからないことが今に比べて多く、いつも親子ゲンカになりました。
当初は主にろうけつ染めの革小物(特に財布)からつくりはじめました。

2022年1月23日

趣味で続けていくのか?
事業として捉えるのか?

自分だったら、どっちが長く続けていけるのかを考えて、つくり始めて翌月に「事業」としてやることに決めました。

2023年1月

1年間、バッグの製作には手をつけず、革小物をつくることで必死でした。

そのことを話題にして会話していた知り合いから、散歩に行くときに軽くて、ちゃっちくないスマホポーチが欲しい。とリクエストが入りました。最初はポケットをつけない、スマホだけが入るものをつくりました。
つくってみて自分で肩からスマホポーチをかけてみたら、ビックリ! すごい軽い!

ということで、スマホポーチからバッグの製作がスタートしました。

2024年4月1日

デザイン・印刷関係の仕事をを卒業後からずっと続けていましたが、このことをキッカケに残りの人生、最後まで仕事をしたいと思うようになりました。
この日、デザイン事務所の看板を下ろしました。

まだまだ、いろいろ創ることができるだろう!と思い、このオンラインショップではオーダー試作品や定番としている商品をアップしています。
特別価格商品や期間限定商品なども順次アップしていきます。

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